つい先日、NHKで放送された「11年ごしの のど自慢」という番組。
最初タイトルをよく見ていなくて、あの、日曜日、鐘の音でおなじみの「のど自慢」のバックステージ的なドキュメンタリーなのかな、と思って何気なく見始めたのですが、「11年目」に深い意味がありました。
今回、のど自慢大会の会場となった「福島県田村市」は、11年前に、同じ日(3月13日)に放送が予定されていたところ、2日前の大震災で、中止になってしまったのだそうです。
そして、11年後に、同じ会場(同じ日、同じ曜日!)で、あらためて開催されることになり、番組では、前日の予選会、本番の様子を、予選に通った方、惜しくも本番には進めなかった方たちの、この11年のエピソードを交えながら、「11年ごし」の「のど自慢」の収録の様子を紹介していました。ちなみに、会場は、11年前は避難所になっていたそうです。
30分ほどの番組でしたが、当時の辛い記憶や、ようやくここで出来ることになったんだ!という喜びなど、出場された方、応援する方、番組制作者の方々などの皆さんの思いがたくさんつまっていて、とてもあたたかい番組でした。「のど自慢」がある「当たり前の日曜の午後」は、普段気づかないけれど、とても貴重なのかもしれません。
なかなか最後まで鳴らないことがない鐘ですが、音色は優しいですよね。
