ピアソラの世界

NHKのクラシック音楽館「生誕100年 ピアソラの世界 アンコール放送」を観ました。

昨年(ピアソラ生誕100年)放送された番組の再放送で、バンドネオンの第一人者の小松亮太さんの解説がわかりやすく、またチャラン・ポ・ランタンの小春さん(アコーディオン奏者)との掛け合いも面白く、見入ってしまいました。

そもそもタンゴとは、から始まり、タンゴ界チャート図や、ピアソラの年表にそって、ピアソラ自身の演奏、小松亮太さんの演奏をはさみつつ、ピアソラが長い長い自分探しの旅をずっとやっていく(by小春さん)なかで、クラシック、タンゴ、ジャズ、ロックを取り入れた新しい自分のスタイルを確立させていく流れを、本来は2時間では収まらないであろう、とても濃い内容でした。

バンドネオンを私は触ったことがないのですが、指づかいと(小指と薬指がつりそう。。。)蛇腹を閉じた時と広げた時で同じボタンを押していても音が変わる、など、楽器にまつわる話も興味深かったです。

62歳にして、夢だったコロン劇場での演奏。亡くなった父親を偲んで作った「アディオス・ノニーノ」。いつも聴いていた時と、また違って聴こえました。

Snow falling in the garden

今年は久しぶりに寒い日が多く、今日も冷たい雨から雪になりそうです。

以前、空から静かに落ちてくる雪が庭に降り積もっていくさまを「庭に降る雪」というタイトルで曲にしたことがあります。(1st アルバム「gute reise」収録)

形式にとらわれず、ブルーグレーの空の色を主体に、心に浮かんだ響きを置いていって自然にできた曲で、自作の中でも好きな曲の1つです。

曲の最後はかすかに光がさすように終わります。

雪の被害が大きくなりませんように。

明けましておめでとうございます

新しい年になりました。

青空が広がって、とてもすがすがしい気持ちになれるお正月でした。

先月、ためしにオンラインでライブをやってみたらどうなるか、実験をしてみたのですが、マイクの使い方や、音の調節など、色々難しいなと実感しました。

でも何事もやってみないことには先に進めないので、今年も歩みを止めずに、がんばっていこうと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

長谷川和夫先生と奥様のピアノ

つい先日、ニュースで、認知症の第一人者である長谷川和夫先生が亡くなられていたことを知りました。
自ら認知症になられたことを公表された先生を密着取材したNHKの番組は、色々な思いを持ちながらも、家族に感謝し、毎日を大切に生きていらっしゃる先生の姿が印象的でした。
先生に付き添われたり、色々相談に乗られていたお嬢様のまりさんは、私と同じ国立音楽大学(ピアノ専攻)の先輩でいらっしゃるそうです。
ご自宅のピアノで、奥様の瑞子さんが演奏されていた、ベートーヴェンのソナタ「悲愴」の第2楽章。先生が目をつぶって、静かに聴き入っていらした姿が目に浮かびます。

メンテナンス

昨年調理師の方に、「そろそろ一度は通常の調律だけでなく、本格的なメンテナンスを」と提案いただいたことを思い出し、今年は我が家のピアノの一大メンテナンスをやっていただきました。

ピアノのハンマーのフェルトも、1つ1つチェックいただき、へこんでいるフェルトを専用の道具で調整いただいくところから、まる2日かけて作業いただいたところ、音の響きが明らかに変わったのははもちろん、驚くほど弾きやすくなりました。

まだまだこのピアノには活躍してもらいたいものです。

クリスチャン・ツィメルマン コンサート

毎月無料で送付いただいている(大変ありがたい)クラシック音楽情報誌「ぶらあぼ」で、クリスチャン・ツィメルマンのコンサートの案内が載っているではないですか!

まだ曲目未定とのことですが、発売初日に購入しました!
楽しみです。

ステイ・ホームは譜読みの時間

家にいる時間が増え、買って満足してしまっていた楽譜、譜読みをしかけていてそのままになっていた楽譜を見直す時間が増えました。なかにはずいぶん前に買った楽譜もあって、なつかしい気持ちも。楽譜は見れば見るほど新しい発見があるもの。学生時代に、先生がピアノが弾けない時は、譜面を見なさい、とよくおっしゃっていたのを実感します。

トラヴェローグ(チェロとギターの)

今日所沢市民文化センターミューズで行われた チェロ:宮田大 ギター:大萩康司 による音まちコンサート特別公演 を聴きに行きました。

今回は

サティ:ジュ・ト・ヴ
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ニャタリ:チェロとギターのためのソナタ
ピアソラ:タンティ・アンニ・プリマ、
     ブエノスアイレスの冬、ブエノスアイレスの夏

アンコール
ピアソラ:オブリビオン
ルグラン:キャラバンの到着

といった、音楽で世界各地を旅するような、(=お二人の新しいCDのタイトル「トラヴェローグ」)充実のプログラムでした。

どの曲もチェロとギターのデュオで聴くのは初めて、特にチェロとギターのためのソナタは曲じたい聴くのが初めてで、和声進行、リズムの妙が楽しめましたし、アンコールの熱気の後の、チェロとギターでのオブリビオンは、すーっと心に染み入る音色で、コロナ禍で疲れた心が癒されていくのを感じました。

しとしと降る雨、くもり、雲間のひかり

今日はヨハン・ヨハンソンの「オルフェ」を聴きたいきもち